BREEZE回顧録No.4 〜98年: イベントの立ち上げ〜
バンド立ち上げ時の目標だったストリートライブを実現し終え、年末までに早速98年の目標を立てました。
ストリートしか経験がなく、また自分達以外にどんなアカペラバンドがいるかもわからず、更にレベルアップしたいという事で、僕のほうからメンバーに次のような項目を提案しました。
1) アカペライベントへの出演と交流
2) 有名なバンドのオープニングアクト、又は共演
イベントについては、実は97年の秋に、大阪ドームで開かれた「Mac Expo」の帰りに、球場に隣接するPadou広場という所を歩いている時、「ああ、こんな場所があったんや。こんな所でアカペラのストリートイベントできたらいいなぁ….」という漠然とした夢を持っていました。
そして、98年の具体的目標のプランを練ろうといろいろイベントを物色したところ.... ない!...。
関西にはアカペライベントらしきものが無かったのです!
東京では。「ファイトストリート」「アカペラ公園」といった、社会人や学生が参加できるオープンなイベントがありましたが、関西では、一部の大学がサークルライブを開いている程度で、オープンなイベントは無かったのです.
「じゃあ、無いなら作ってしまおう!」と単純な発想の僕は、早速アカペラ関係のBBSに書き込みをしました。
当時は「JAC (Japan Acappella Central)」、現在のacappella.co.jpです。
98年1月11日に「関西にアカペライベントはないのでしょうか?」という書き込みをしました。
早速返事があったのが、京都大学アカペラサークルのM氏と、関西社会人アカペラの草分け的存在のRag JacketsのK氏の2人でした。
早速3人で、掲示板やメールや電話でやりとりしながら構想を練り、2月に実行委員を募って指導しよう!ということに決定しました。BREEZEのメンバーにも協力を依頼し、PHACOとZINGが快諾してくれて、社会人4人、学生3人からなる実行委員会が発足、5月開催に向けて一大イベントをやろう!ということでスタートしました。
イベント名は「関西アカペラの集い」「アカペラの夕べ」などなど、いろいろ候補があがりましたが、僕の頭に浮かんだ「お祭り、祭典」という意味の「ジャンボリー」を入れることで決定!
これが、今では日本最大のアカペライベントになった「関西アカペラジャンボリー(KAJa)」の誕生でした。
会場については、プロ/アマ、学生/社会人を問わないアカペラーの交流の場だけではなく、アカペラを知らない人にも広く知ってもらおうということで、屋外イベントにこだわりました。
開催場所については、第一候補の京都駅ビル大階段がNGということで、みんなでいろんな場所をあたりましたが、結局僕が最初にイメージに描いていたPadouに決定! 先方にもイベントの趣旨を理解いただき、大変なサポートをいただきました。
参加バンドは、当時はどんなバンドがどれだけあるのかもわからず、M氏があちこち駆けずり回ってたくさんのバンドを発掘してくれました。これにプロやノンプロで活躍中のバンドに学生サークルからの出演を加え、20数バンドの出演が固まりました。
開催がある程度具体化した時点で、東京のイベントまで宣伝に行きました。(ついでに歌ってきましたが ^^)
この時に関東のいろんなアカペラーと知り合うことができ、実際にKAJaにもたくさんの人達がかけつけてくれ、中にはスタッフまでやってくれた仲間もいました。北陸や九州から来てくれた人達もいました。
約3ヶ月ちょっとという短い準備期間で立ち上げた第1回KAJaでしたが、飛び入り含めて35バンド近くが参加の,すごく盛り上がったイベントになりました。
MCをやっていたZINGの最後の締めの一言「関西アカペラジャンボリー...、やってよかったぁ!」の一言に会場は大喝采。
翌日には、雨天順延の場合の会場として抑えていた、大阪の中ノ島野外音楽堂での打ち上げ的な、フリーな集いをやり、ここでもいろんなセッションバンドで盛り上がりました。(「よりアイ」の前身といっても良いでしょう。)
BREEZEの活動の一環として立ち上げた話が、のちのち、日本最大のアカペライベントになり、今思うととても感慨深い企画で、やって本当に良かったと思います。この時、自分が夢に描いたものはまず実行してみる、自分が動けば何かが起こる、ということを実感した貴重な経験でもありました。
KAJaはその後何年も継続して行って欲しかったので、イベントのホスト的な役割は学生の皆さんにバトンタッチしたほうが賢明と考え、翌年も学生サークルの仲間中心の運営にゆだねることになりました。
今回は、BREEZEの軌跡というよりは、KAJaの起源の話になってしまいましたね。
でもこれで98年の目標は1つクリア!
次回は、もうひとつの目標に向けての活動について触れてみたいと思います。
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